同社のエコシリーズは、自然界の微生物をそのまま製剤化した農業資材。環境保全型農業に適していると好評だ。
シリーズの1つである「エコショット」は納豆菌の一種であるバチルス・ズブチリス(Bacillus subtilils)D747を有効成分とし、野菜類の灰色かび病、トマトの葉かび病、ナシの黒星病などに有効だ。平成18年から販売している。
同社は「エコショット」の海外展開を図っており、米国ではCertis USA社(メリーランド州)と共同開発し昨年12月に登録を取得した。また欧州でも2月7日にイタリアで暫定登録を取得した。
現在、オセアニア、南米、アジア、アフリカでも開発を進めているほか、Certis USA社によって開発されたグローバル製剤のアジア、ブラジルでの販売もめざしている。
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環境保全型農業に適したエコシリーズの「エコショット」
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