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【デュポン】
バイオエタノールの商業化促進プロジェクト 欧州で高評価  デュポン

 デュポン(本社:米国デラウェア州)はセルロース系エタノールの商業化促進をめざそうと、2010年に「トウモロコシ茎葉収集プロジェクト」をスタートした。このプロジェクトが欧州で高く評価され、3月14日にオランダで開催された「2012年度サステナブルバイオ燃料アワード」で部門賞を受賞した。

プロジェクトほ場のトウモロコシ収穫後の様子(米国アイオワ州) 同プロジェクトは米国アイオワ州のトウモロコシ産地で、同社の研究機関や地元大学の研究者、収穫機器の特注メーカー、地元の生産者などの協力を得て進められている。トウモロコシ収穫後の茎葉部をバイオエタノール原料として集め、運送、貯蔵まで一括で行うことで、バイオマス資源の安定的な生産・供給のシステムを構築しようというのが狙いだ。開始当初は地元農業者の参加者数が50人ほどだったが、3年目の今年は150人にまで増え、プロジェクトは順調に拡大している。
 このたび受賞した部門は「持続可能な原料イノベーション部門」だ。同社は受賞に際して、「バイオ燃料の促進には、継続して利用できる資源をいかに確保するかが大事だ。生産者、研究者、政府らの共同で、米国の農村地帯に新しい機会を創出できる」とコメントしている。


(写真)
プロジェクトほ場のトウモロコシ収穫後の様子(米国アイオワ州)


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