上半期の売上高(調整後)は292億ドルで前年同期に比べて5%減、金利・税金・償却前利益(EBITDA)は37億ドルで同14%減だった。
農業科学事業部門は売上高35億ドルで同13%増となり、上半期の売上高としては過去最高を記録。EBITDAも7億6000万ドルで同9%増だった。販売数量は同11%増、販売価格も同2%増と好調だった。一方、電子材料、機能性材料、プラスチックなどそのほかのすべての部門は減収減益だった。
同社のアンドリュー・リバリス会長兼CEOは今後の見通しについて、「世界のマクロ経済環境は予測された改善状況には至ってない。厳しく不安定な事業環境が続くだろう」としている。
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