国内での大豆需要量は年間約360万tで、食用はその3割となる約100万t(うち国産は22万t)。食用大豆の用途別内訳では、約5割となる480tが豆腐・油揚用で、次いでみそ127t(13%)、納豆123t(13%)、醤油39t(4%)と続く。
豆腐は大豆加工品の中では比較的付加価値がつけやすく、販売単価も高く設定できるため、国内の生産者・加工業者ともに豆腐加工の適性を調べてほしいというニーズが高まっていた。
穀検の新事業はこうした声に応えたもの。大豆の成分分析だけでなく、その大豆から豆腐加工用豆乳と豆腐(絹ごし)を実際につくり、化学的分析や食味試験などを行う(別表参照)。さらには通常の加工適性に加えて、機能性や栄養成分、輸入大豆の場合にはGMOであるかどうかの判別、百粒重などの追加試験も可能。
1検体あたり500〜1000gを提出し、5〜7営業日で試験結果がわかる。結果成績書は和文・英文での発行が可能。
問い合わせは日本穀物検定協会(TEL:03-3668-0911)またはホームページで。
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