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【日本穀物検定協会】
「お米アドバイザー」申込み順調 JAグループから24人

 日本穀物検定協会(穀検)は8月3日現在の「お米アドバイザー」申し込み状況を発表した。同日付の申し込み者数は170人。「まずは100人以上を目標にしていたので順調なスタート」(穀検)だという。

agur1208140701.jpg 「お米アドバイザー」は米の品質、保管、法制度、安全性からご飯や米粉まで、米に関するあらゆる専門知識を学んだ、いわば米のスペシャリストに与えられる証だ(右が認定マーク)。
 穀検が全国米穀協会から引き継ぐ形で装いを新たに再スタートした認定事業で、DVD・テキストによる通信講座を経て、全国6カ所で行われるスクーリングと試験に合格した人に与えられる資格。
 主に米関連業界の業者間取引などの担当者が対象なので、消費者への啓発・普及をめざす「ごはんソムリエ」(日本炊飯協会)とは異なり、「取引先からの信頼を高めたり、新規事業の創出などに役立て、米の消費拡大、事業活性化につなげてほしい」というのがねらい。
 また、受験資格が会員の小売業者に限られている「お米マイスター」(日本米穀小売商業組合連合会)とも異なり、オープンな資格で誰でも受験できる。
 170人の内訳は米穀販売業者・小売業者など流通業者が109人(64%)で最多、次いでJA、全農県本部などのJAグループ24人(14%)、米関連機器メーカー18人(11%)、農業法人12人(7%)と続く。中には家電メーカーの炊飯器担当者や中小企業診断士のほか海外からの応募もあるという。
 穀検では将来的な目標について、「2年後には全国6カ所すべてで100人以上が参加するようにしたい。いまだ少ない生産者側と、まだ応募がない外食・中食関連産業などで増やしていきたい」と期待している。
 8月28、29日に第1回目のスクーリングを実施し、9月末には最初の資格認定が行われる見込み。2回目のスクーリングは来年2月16、17日に実施する。
 申し込みは随時受け付け中。詳しくは日本穀物検定協会(TEL:03-3668-0911)まで。


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