第2四半期累積の売上高は69億9200万円で前年同期に比べて7.1%増、営業利益は11億7300万円で同34.3%増、経常利益は11億8000万円で同39.2%増だった。1株あたりの四半期純利益は57.57円。
前年同期は福島第一原発事故の影響で福島工場が閉鎖に追い込まれるなどの被害を受け業績が大きく落ち込んだが、今年度は主力製品の「バスアミド微粒剤」、「ネマキック粒剤」などの普及活動が奏功し、売上高は前々年度に比べて微減、利益面は同程度にまで回復した。
同社は今後も引き続き東京電力への損害賠償請求を行っていくほか同社グループと生産者、JAや販売店、などとの連携を密にして、技術普及などを重視した営業戦略を展開し、需要開拓と販売促進をはかっていく。
今回の業績発表による通年の決算予想の修正はない。
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