売上高全体の4分の3を占める機械部門は、売上高が同16%増の4195億円、利益は同9%増の573億円だった。国内では建設機械が、海外では農機・エンジンが好調で、それぞれ売上高が前年同期に比べて2割以上増えた。
機械部門の国内売上高は同11%増の1352億円だった。特に東北地域は昨年の震災の影響で農機の販売が大きく減少していたが、その反動で大幅な増となった。
機械部門の海外売上高は同19%増の2843億円だった。北米でトラクタ、欧州でエンジンの販売が伸びた。アジアは、中国で建設機械の需要が大幅に減ったものの、タイ、中国ともに農機の販売が順調だった。
パイプや環境プラントなどの水・環境部門は売上高が同5%増の1118億円、利益が24%増の57億円だった。特に海外での売上高が、パイプやインフラ関連が伸びたため、24%増の153億円と大きく増えた。
第2四半期の業績を受けての通期業績予想の修正はない。
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