第2四半期までの累計は、売上高189億円で前年同期に比べて17億円(8.5%)減、営業損失は5億7000万円、経常損失は5億9000万円、当期純損失は5億2000万円だった。
農業資材部門は、肥料事業で有機肥料の拡販が奏功したほか、園芸事業はホームセンターでの販売伸長、種苗事業は大玉トマト「アニモ」の作付面積拡大、牧草事業は自給飼料の代替需要などの要因により売上高は56億円で前年同期に比べて2億円増えた。一方、利益では肥料の出荷の遅れやたな卸資産評価損などが出たため、2億4000万円で同8000万円減だった。
また、環境サービス部門では、5月にスタートした放射能測定所は順調だったが、従来の水質・大気・土壌分析などが減ったため、売上高が3億円で同21%減、損失が1000万円となった。
また、第2四半期決算が当初の業績予想を下回った影響で、通期の業績予想も下方修正した。売上高は当初予想に比べて50億円減の430億円、営業利益は同11億円減の1億円、経常利益は同10億5000万円減の5000万円、当期純損益は7億7000万円減の損失1億7000万円となる見込み。
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