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【日産化学工業】
ディスプレイ材料、農薬など好調で増収増益  日産化学工業第2四半期決算

 日産化学工業は10月30日、平成25年3月期第2四半期決算を発表した。スマートフォンやテレビ用液晶パネルなどディスプレイ材料や半導体材料のほか、農業化学品などが好調で売上高、利益面ともに前年同期を上回った。

 売上高は前年同期に比べて2%増の711億円、営業利益は同31%増の86億円、経常利益は同29%増の84億円、当期純利益は同28%増の56億円だった。
 農業化学品は、国内では水稲用除草剤「シリウス」が減少したが除草剤「ラウンドアップ」が好調だった。海外では、インドの干ばつの影響で除草剤「タルガ」が減ったが、殺菌剤チルフザミド、殺ダニ剤「サンマイト」の売り上げが伸びた。売上高は同18億円増の189億円、営業利益は16億円増の41億円だった。
 同事業では下半期に水稲用除草剤「アルテア」の国内での上市が控えており、下半期の売上高も前年を上回ると予想している。
 今回の発表による通期業績予想の修正はない。


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