第2四半期までの累計売上高は、前年同期に比べて78億円(3%)増の2664億円、営業利益は同3億円(4%)増の85億円、経常利益は同2億円(2%)増の93億円、当期純利益は同1億円(2%)増の56億円だった。
事業部門別では、飲料・デザート類が増収増益、乳製品が増収減益、飼料・種苗が減収増益だった。
飲料・デザート類は、牛乳や天然果汁が落ち込み飲料部門が減収だったが、ヨーグルトの「恵」ブランドが好調だったため、全体としては増収増益。売上高は前年同期に比べて4%増の1363億円、営業利益は同78%増の12億円だった。
乳製品は、バター部門が生乳需給ひっ迫の影響で減収だったが、チーズ部門は「雪印北海道100」シリーズなどが好調で増収。売上高は同6%増の926億円だったが、営業利益は、同7%減の52億円だった。
飼料・種苗は、牧草や飼料作物種子の販売数量は伸びたが、配合飼料が価格低下の影響などで減収だった。
同社は、中期経営計画に基づき、乳飲料・ヨーグルト・デザート・ナチュラルチーズの4部門の「カテゴリーNo.1戦略」を推進するとともに、新商品の市場投入やキャンペーンによる販促運動などに取り組み、「通期の営業利益175億円達成をめざす」としている。
また、5月に公表した協同乳業グループとの業務提携についても「スピード感をもって既存の枠組みを超えた協力体制を構築する」としている。
今回の発表をうけての、通期業績予想の修正はない。
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