タキイ種苗は同社茨城研究農場で、研修会を開き、種苗関係者らを招いて新品種や推奨品種、生産に役立つ資材などの展示説明会を行った。
茨城県稲敷郡の研究農場では、展示ほ場やハウスで15作物約120品種を展示した。
主力のトマトでは、桃太郎シリーズを中心に14品種を展示した。そのうちの1つである「桃太郎セレクト」は、食味と栽培性を兼ねそなえた夏秋栽培用の新品種だ。210〜220gほどの大玉品種で、秀品率が高く、収量も上がりやすい。
そのほか、注目の新品種としては、べと病抵抗性が強く良食味で耐寒性も強いホウレンソウ「弁天丸」、業務・加工用と青果用どちらにも使える淡緑首ダイコン「秋神楽」、白さび病に強い濃緑のコマツナ「菜々音」、多収量で秀品率も高いキュウリ「Vシャイン」、など主に関東を適作地とした冬〜春にかけて播種シーズンを迎える品種が展示された。
(写真)
上:栽培ほ場を回る見学者ら
下:夏秋トマト「桃太郎セレクト」
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