「ピラクロニルは、JA全農と弊社の共同開発によって生まれた新規除草成分。1成分でヒエはもとより、広葉雑草、さらにはカヤツリグサ科雑草まで幅広い効果を示す。特に、コナギ、オモダカといった、現在問題となっている雑草に対して非常に優れた効果を示す」という。このほど、都内ホテルで行った新規除草成分ピラクロニルを含有した水稲用除草剤の本格的な市場投入を明らかにした場面だった。もちろん、「これも現在問題となっているSU(スルホニルウレア)抵抗性雑草に対しても同様に優れた効果を発揮する」という。 (関連記事1)
同社は、2004年にJA全農、住友化学などの支援を受けながら、住化武田農薬の系統事業を分割吸収する形式で設立され、今期は4年ぶりに経営的に回復が見込まれている。今年度は、「“信頼”という協友設立の原点に立ち戻り、再スタートの年」にしたいという。 (関連記事2)
※小高根氏の「高」の字は、正式には旧字体です。