「バイテクバイオエース」は、原料に国産採卵鶏の鶏ふんと国産杉材のおがくずを使った微生物有機肥料だ。バチルス菌のはたらきにより、優れた土壌改良効果と、作物の収穫増・品質向上に役立つと好評で、昭和63年の発売以来ロングセラーを続けている。
「プレミアムバイオエース」は、高い防虫効果や抗ウィルス作用があるインドや東南アジア原産の薬木ニームの油かすを配合することで、土壌病原菌を抑え有機物の分解能力を高める放線菌を増殖させ、より高い施肥効果を発揮する。原料のニームは、EUの有機農産物基準にも適合している高品質なインド産を使っており、安全性にも配慮した。
使用方法・量は「バイテクバイオエース」と同じであるため、これまで「バイテクバイオエース」を愛用してきた人も簡単に扱える。元肥、土づくりの場合には10aあたり150〜300kgを散布、追肥は10aあたり30〜40kgを畝に沿って灌水、穴肥は1株あたり15〜30g、育苗の場合は培養土1リットルあたり3〜5gを混和する。
24年1月11日から受注を受け付け、1月下旬から全国の種苗店、農業資材店、JA等で販売する。1袋15kg入り。価格はオープン価格だが、2500円前後を想定している。
同社では初年度の販売高5000万円、3年後には2億円をめざしている。
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