一般家庭で育てて楽しむというライフスタイルへの提案をコンセプトにしたキットで、デザインの一新、機能アップに加え、屋外用4色、屋内用3色とカラーバリエーションもそろえた。
昨年の大震災以降、家庭で“自産・自消”を楽しむ傾向が増えており、土を使わない水耕栽培の簡単さが注目されている。協和は今春、モニターモデルで「ジャックと豆の木コンテスト」を行い、大きなトマトを、初心者でも育てられる様子をホームページで紹介した。
新商品の「Saren」(屋外用)は液肥温度・濃度を表示できるモニターを標準で付属。販売予定価格は2万9800円(税・送料別)。
また新規に開発した「Karen」はデザイン性を重視。室内でもオシャレに使える葉菜・花栽培専用。販売予定価格は9800円(同)。
なお、協和は1962年から水耕栽培の研究を始め、1966年から国内で水耕栽培プラントを販売している。
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コンテスト参加者の 実際の栽培の様子。 栽培の様子。鈴なりのトマトの実(左)、家庭でも大きな木のように育つトマト
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