農政・農協ニュース

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【現地ルポ】JAいわい東(岩手県)の協業集落営農から何が見えるか? (田代洋一氏 大妻女子大学教授)

 農業協同組合新聞(JAcom)では、地域の営農情報や組合員紹介、JA事業のトピックスなどを掲載している各地JAの広報誌を紹介しています。その「JA広報誌だより」をきっかけにしたレポートが大妻女子大の田代教授から寄せられました。
 田代教授がお訪ねしたのは、JAいわい東の協業集落営農の取り組みです。

◆農家から離れない工夫

とぎの森ファームのみなさんと田代教授(前列右が岩渕喜一郎組合長、右から3人目が田代教授、後列中央が岩渕修一副組合長) 本紙の「JA広報誌だより」にJAいわい東の協業集落営農の事例が紹介されたので、早速お訪ねしてみた。
 同JAは岩手県南の東磐井郡一円の合併農協であり、中山間地域にあって水稲よりも園芸や畜産を主作目にしている。同JAは旧農協ごとに営農センターを置いて、JAが地域・農家から離れないよう工夫している。2006年には転作と集落営農を担当する農政対策課を立ち上げた。現在のところ集落営農組織は11、うち3つが法人化しており、さらに2つほど立ち上がる予定である。
おくたま農産のスイートコーンまつり(2010年8月) JAは、集落営農(法人)から経理を受託し、資材の大口利用は5%引き、集落営農には2%上乗せしており、今秋には集落営農協議会を立ち上げる予定だ。
 集落単位の集落営農組織「とぎの森ファーム」と旧村単位の「おくたま農産」。大小2つの集落営農を紹介するとともに、これら2つの法人が示唆するものをまとめた。

(写真)
上:とぎの森ファームのみなさんと田代教授(前列右が岩渕喜一郎組合長、右から3人目が田代教授、後列中央が岩渕修一副組合長)
下:おくたま農産のスイートコーンまつり(2010年8月)


(続きは 【現地ルポ】JAいわい東(岩手県)の協業集落営農から何が見えるか? で)

(2010.09.09)