仮設住宅内にコミュニティーの場をつくろうと復興支援の一環として企画したのが宮城県東松島市の仮設住宅「グリーンタウンやもと1」で始まった「ふれあい喫茶」だ。各生協の職員がボランティアスタッフとなって現地に出向いて支援を行う。
第1回目は約70人が参加し、お茶や軽食をつまみながら入居者同士交流しあい、和んだひとときを過ごした。
274戸に約500人が暮らすこの仮設住宅には、東日本大震災で被災した石巻市周辺から年代も地域も幅広い人たちが入居しているため、入居者の多くは顔なじみが少なく閉じこもりもがちだったという。「ふれあい喫茶」の開催は、ここに暮らすみやぎ生協の組合員から交流の場づくりの提案を受けたこともきっかけとなった。
「ふれあい喫茶」は今後も仮設住宅内の集会室で毎月第1、第3月曜日に来年3月まで開くことにしている。
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