宮城県亘理町から移住したイチゴ農家は6世帯8人。現在の主な仕事はイチゴハウスの建設で、メーカーの指導を受けながら作業に励んでいる。まもなく高設栽培に必要なパイプの設置作業に移る予定だ。
当初ハウスは10月の完成予定だったが、天候や財政関係の影響で2カ月ほど遅れ、年内での完成をめざしているという。
ハウスで栽培するイチゴ約8000本は、旧大滝村の研究栽培試験場での仮植えが終わり、ハウスの完成を待っている。ハウスへのイチゴ苗の移動、定植は来年になる見込みで、そこで収穫されるイチゴは一番早くて来年6月になるとしている。
旧大滝村で作付けしたイチゴはすでに収穫を迎えたものもあり、支援に携わった人たちに配られたという。ハウス栽培となれば収穫量ははるかに多くなるため、年明けから販売先も検討していく予定にしている。小学校への提供を考えているほか、すでに地元の菓子屋から引き合いもあるという。まさにこれからが新天地でのイチゴ栽培の本番といえる。
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