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239億円に及ぶ野生鳥獣による農作物被害  農水省調査

 平成22年度の野生鳥獣による農作物被害は239億円に及ぶと1月10日農水省が発表した。

 この被害金額は前年度に比べ26億円(12%)の増加。また被害面積は11万haで8000ha(8%)の増加。被害量では74万tで11万6000t(19%)の増加となった。
 主な獣種別ではシカが77億円で前年度より7億円、イノシシが68億円で12億円、サルが19億円で2億円それぞれ増加した。
 鳥獣類全体の中で被害金額の大きいのはシカの食害でシェアは約41・5%、次いでイノシシの36%、以下はサル、クマ、ハクビシン、アライグマ、カモシカなどの順。
 一方、鳥類の被害をではカラスが約23億円、ヒヨドリが約11億円。次いでカモ、スズメなど。
 被害金額の推移は平成16年度は206億円だったが、17年度からは100億円台を続け、21年度からは再び200億円台へと増加した。
 今回のまとめには調査が困難だったため岩手、宮城、福島3県13市町村の数値は入っていない。

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