総会では、事業活動の活性化をはかるために、専門部会の設置など常務委員会および事務局体制の強化方針を決めた。また、山内偉生代表委員が退任し、新たに代表委員として農林中金OBの中原純一氏が選任された。
同時に開催れた協同組合記念日の集いでは、村上光雄JA全中副会長が「大転換期における新たな協同の創造」と題して記念講演を行った。
このなかで村上副会長は、現在は、市場原理主義の破綻など100年に1回の経済混乱、世界人口70億人突破と食料ひっ迫など人類は危機に直面している。こうした大転換期を迎えて農協は組織をあげて「新たな協同の創造」に取り組むべきだと強調した。そして良いJAづくりとは、既存の組織の活性化とともに、組合員の顔が見える「小さな協同」をたくさんつくり、活発な活動を展開することが大切だと主張した。
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講演する村上全中副会長
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