この講座はサブタイトルを「気仙沼復興塾(かつお×べジ・プロジェクト)」とし、1年を通して気仙沼復興のシンボルである「かつお」を野菜とコラボレーションすることでさらに魅力を引き出す可能性を考えていく。実際に現地での実習も行い、最終的にはプレゼンテーションで発表する。
開講にあたってあいさつしたJA共済連の宮本愼一専務は「実際の交流を通じて被災地の現状を自分の目で見て肌で感じ、一人ひとりが震災復興のために何ができるのか、何をしなければならないのかを考えてみてほしい。また農山漁村の現場が今どのような状況に置かれているのか、農山漁村によって都市部の住民の生活がどのように支えられているのか少しでも考えていただき、よりよい絆社会を築いていくためにみなさんがひとつでも行動に移してもらえたら」と期待を述べた。
同講座はあらゆる学部・学年から43人が受講。定員に対して約150人の応募があったため書類選考で選ばれた。中には気仙沼市出身の学生もおり「被災者としての目からだけでなく、被災支援をする目からも見てみたいと思った」と受講の理由を話した。
(写真)あいさつするJA共済連の宮本専務
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