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飼料用米使用量1.6倍に  コープネット事業連合

 生協のコープネット事業連合は豚や鶏の飼料の一部に国産飼料用米を使用しているが、2011年度の飼料用米使用量が10年度の約1.6倍になった。

 コープネットによると、11年度の国産飼料用米の使用量は、「お米育ち豚」が360トン(肥育頭数2万1800頭)水田面積60ha、「CO・OP稲穂のみのりたまご」が400トン(233万パック<1パック10個>)で水田面積66.6ha、「CO・OP赤玉たまご」が600トン(330万パック)同100ha、「純和鶏お米育ち」が5.7トン(鶏肉99トン)同0.9haとなっており、その合計は飼料用米1357トン、水田面積227.5haとなっている。
 10年度の使用量は、852トンだったことから1.6倍に増加したことになる。
 このうち「お米育ち豚」は、08年に岩手県のJAいわて花巻での飼料用米づくりからスタートし、09年4月から販売を開始して丸3年が経過したが、11年度は産直豚肉全体の供給金額の16.6%を占めるまでに広がってきているという。
 いずれの品目も飼料の10%を国産飼料用米に置き換えて肥育されている。
 同事業連合では、輸入に頼っている飼料を「国産の米に置き換えることで、休耕田の有効利用を促し、日本の米づくりを応援」するため、今後も「飼料用米を活用した商品の生産と販売の拡大」を進めていくという。


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