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米国向け牛肉輸出を再開  JA全農

 JA全農は8月13日、米国向けの国産牛肉輸出を再開すると発表した。平成22年4月の口蹄疫の発生でわが国からの輸出は停止していたが、約2年4か月ぶりに日米間で政府確認がなされたことから、JAグループとしても再開することにしたもの。

 再開第一陣は▽(株)群馬県食肉卸売市場、▽(株)ミヤチク高崎工場、▽南九州畜産興業(株)、▽(株)JA食肉かごしま南薩工場の4工場から出荷する。いずれも米国農務省の輸出認定を受けている。
 商品は和牛(黒毛和種)の3〜5等級グレードのロース・ヒレ。産地は群馬県、佐賀県、熊本県、宮崎県、鹿児島県。8月24日、29日、31日に成田と羽田空港から空輸される。第一陣の数量は約2t。米国内大消費地圏の高級レストランなど外食産業を中心に販売する予定だ。
 JAグループでは輸出によって和牛の高品質、おいしさ、安全性を米国市場でアピールし海外需要を掘り起こすことで国内畜産生産者やJAグループ全体の士気を高め、わが国の農畜産業の発展につながることをめざしている。


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