◆例年より充実したディスクロージャー誌
「JA共済の現状2012」では、例年通りの経営方針・事業概況・財務状況に加えて、「東日本大震災への対応〜JA共済の取り組み」を特集している。60年を超える歴史を振り返る「JA共済のあゆみ」では、「JA共済の父」ともいわれ、協同組合による相互扶助を実現した「賀川豊彦とJA共済」を特集している。
さらに「データ編」では、通常はその年度の財務諸表に付記されている「注記表」を当該年度だけではなく、平成19年度から23年度まで項目別に掲載しており、「会計方針」変更などがいつどのように行われたのかが分かるようになっている。子会社との連結決算についても同様のことを掲載するなど、新しい試みで例年よりも部厚い内容となっている。
◆地域貢献活動のすべてが分かる
JA共済連が全国で取組んでいる地域貢献活動を紹介する「JA共済の地域貢献活動2012」(写真)では、交通安全教室や自転車事故防止対策、介助犬育成・普及支援など多彩な「交通事故対策」、レインボー体操や健康・介護ほっとラインなどの「健康管理・増進活動」や「高齢者・障がい者福祉活動」、そして東日本大震災でも感謝された災害シートサービスなど「災害救援活動」を掲載。
さらに小・中学生書道・交通安全ポスターコンクールなどの「文化支援活動」や「環境保全活動」などを紹介している。
また、各都道府県が独自に実施している地域貢献活動の実施概要も掲載しており、各地域でも地域に合わせたさまざまな活動をしていることが分かる。
同時に発行されたイベント配布用小冊子である「ちいきのきずな」には、昨年好評だったペーパークラフト第2弾として「書道・交通安全ポスターコンクール」のキャラクターである“キョショー・ガショー”が登場し、切り取って糊付けして組み立てられる(いずれか1種類)ようになっている。
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