このフェアは、都会の消費者に日本の農業や食について理解してもらうきっかけづくりをしたい、という願いから始まったイベントで、今年で32回目。実りの秋を祝う恒例のイベントとなっている。
今年のテーマは「支えあい、ともに乗りこえよう」。会場では新鮮な国産農畜産物や加工品の即売、おにぎり、おでん、みそ汁など旬の食材を使った食べ物を販売したほか、田んぼの生きもの調査の展示や子ども向けのトラクター試乗など、農業の現場を伝えるブースも出展され、多くの人を集めた。
また、昨年に引き続いて募金ブースを設置。各ブースの売上金の一部とあわせて「東日本大震災義援金」として後日、NHKを通して寄付される。
会場周辺では震災からの復興支援として、JA八王子(東京)がハクサイ、ズイキ、キャベツ、ニンジン、パッションフルーツなどJA管内で生産している野菜・果樹で豪華な宝船を製作。4日にはこの野菜の「宝分け」が行われ、多くの人が列をつくった。
両日とも好天に恵まれ、多くの人が来場し、野菜、果樹などは午前中に完売するものもあった。
また、全農パールライスの米のすくいとり売りは2kg超で600円ほどと、おいしい新米が格安で買えるとあって人気だった。
(写真)
上:JA八王子製作の宝船
下:米のすくいとりは大盛況
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