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玄米から基準値超えのセシウムを検出 福島県

 福島県は11月6日、福島市内で生産された玄米から基準値を超える放射性セシウムが検出されたと公表した。

 11月3日に福島市旧水原村で生産された米について全量全袋検査をした結果、76袋のうち21袋でスクリーニングレベル(60ベクレル/kg)を超える放射性セシウムが検出された。 このため検体を採取し11月6日に県農業総合センターのゲルマニウム半導体検出器で分析を行ったところ、21検体中、17検体で110〜120ベクレル/kgと基準値(100ベクレル/kg)を超える結果となった。
 これを受けて県は同日、各市町村と集出荷業者に対し福島市旧水原村で生産された米の出荷自粛を要請。また、当該地域で生産された稲わらについても飼料としての流通と利用の自粛も要請する。
 基準値を超えた米については福島市が隔離・保管し流通させない。ただし、同地域の米で全量全袋検査を実施し基準値以下であることが確認され出荷された米袋は回収する必要はないとしている。
 福島県は基準値を超えた米が発生した原因についての究明を行っていくとともに、今後とも福島県産米の安全性を確保するため、県内全域で全量全袋検査を実施していく。


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