お米フォーラム2012のテーマは「お米の力で日本を元気に」。国会議員、JAグループ役職員、酒造関係者ら150人が参加した。
共催団体を代表した萬歳章JA全中会長は「日本が2000年の歴史を紡いでこられたのは米があったから。最近では学校給食の米飯回数も増え、米中心の食生活が健康にもいいと見直されてきている」として、米消費拡大に向けて運動している国会議員や関係者らに感謝した。
議員連盟会長の自民党・衛藤征士郎氏(衆、大分2)は、フランス国会内にも日本酒愛好議員連盟ができたことを報告し、「(日本酒は)フランスでも受け入れられるのだから、中国、韓国など諸外国にも自信を持って出していきたい」と、日本酒の輸出に力を入れたいと述べた。
そのほか国会議員では、公明党幹事長の井上義久氏(衆比、東北)が「日本の農業、水田をきっちり守る」、共産党・紙智子氏(参全国)が「お米やお酒は日本の伝統文化」、と述べ、米の消費拡大をさらに推進したいとあいさつした。
フォーラムにはJA全農も特別協賛しており、47都道府県から合計53銘柄の純米酒が集められたほか、東北3県の米(福島コシヒカリ、宮城ササニシキ、岩手ひとめぼれ)を使ったおにぎりがふるまわれ、日本農業の今後のあり方や米の消費拡大と販売推進などについて活発な意見交換が行われた
この議員連盟は、米飯給食の推進や純米酒の消費拡大などをめざしている。超党派の国会議員70人以上が参加している。
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あいさつする萬歳章JA全中会長
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