この講座はプリオン病の現状と今後の展開について一般市民に理解してもらおうと平成19年から毎年開いている。
今年は日本で初めてBSEが確認されてから10年となる。また厚労省はこのたび食品安全委員会がまとめたBSE対策の見直しに係る食品健康影響評価を受け、輸入規制緩和を了承した。
そのため、今回は「BSEの検査月齢見直しについて学ぶ」をテーマにプリオン病研究の進捗と関係各機関からBSE検査月齢見直しについての解説がある。
発表者とテーマは
▽「プリオン病の基礎」 八谷如美氏(東京医科大学医学部)
▽「牛海綿状脳症(BSE)克服の研究」 横山隆氏(動物衛生研究所プリオン病研究センター)
▽「ヤコブ病治療研究の現状と課題」 堂浦克美氏(東北大学大学院医学系研究科)
▽「検査月齢見直しの諮問と答申」 姫田尚氏(食品安全委員会事務局)
▽「検査月齢見直しの科学的知見」 毛利資郎氏(動物衛生研究所プリオン病研究センター)、
▽「検査月齢見直し後のリスク管理措置」 道野英司氏(厚労省)
▽「農林水産省における今後のBSE対策」 川島俊郎氏(農水省) 。
また、その後の総合討論では会場との意見交換も行う。
13時〜16時30分、東京医科大学病院本館6階臨床講堂で。参加費無料。事前申込み不要。
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