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福島県の玄米から基準値超える放射性セシウム 当該の米は流通せず

 福島県は11月22日、24年産米に対して実施している全量全袋検査で基準値を超える放射性セシウムが検出されたことを公表した。

 福島市旧立子山村の1戸の農家から出荷された11袋(全量)の検査で4袋からスクリーニングレベル(60ベクレル/kg)を超えた4袋についてゲルマニウム半導体検出器で分析した結果、11月22日に1袋から基準値を超える110ベクレル同の放射性セシウムが検出された。
 また、川俣町旧飯坂村の1戸の農家から出荷された15袋(全量)から8袋はスクリーニングレベルを超えたため、ゲルマニウム半導体で分析したところ11月22日、5袋から基準値を超える110〜160ベクレルが検出された。
 いずれも県は市町村と集出荷業者に当該地域で生産された米の出荷自粛を要請した。基準値を超過した米については福島市と川俣町が隔離・保管し流通はさせない。


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