農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

台風・豪雨被害は100億円超 農水省が応急調査

 平成24年は7〜9月に台風5回と梅雨前線豪雨1回によって合計107億6000万円を見込む農作物被害を受けたと農水省が11月22日発表した。

 最も被害見込み金額が大きかったのは、6月21〜7月23日の間に九州北部などを襲った平成24年梅雨前線豪雨等で32億5000万円となった。
 都道府県別では福岡の被害見込みが最も大きく、被害総額の50%を占める。次いで熊本、大分の順。作物別ではネギなどの野菜が約40%で13億3000万円。次いで水陸稲34%、ブドウなどの果樹が11%。
 2番目に被害見込みが大きかったのは、9月30日の台風17号と、10月4日の19号で被害見込みは30億3000万円。うち52%は沖縄県。次いで鹿児島・和歌山県と続く。作物別ではサトウキビの被害が最も大きく、次いでカキなどの果樹、キクなどのその他農作物となっている。
 3番目は9月16日の台風16号で17億7000万円。うち44%は鹿児島。次いで沖縄、長崎。作物別ではサトウキビなどの工芸農作物、水陸稲、オクラなどの野菜となっている。


(関連記事)

「地震共済保険を国民皆保険に」 農協共済総研が論集第65号を刊行 (2012.10.01)

大賞3JAなど優績組合を表彰  JA共済連 (2012.05.18)

持続可能な農業をめざす 日中韓農業大臣会合 (2012.04.18)

(2012.11.28)