「だんぶり」とは津軽弁でトンボを意味する。「弘前だんぶり池」は休耕田を利用し、さまざまな生き物が生息できるように環境整備されたビオトープで、この池の周辺では、その名の通り県が絶滅危惧種に指定しているハロビロトンボなど40種ほどのトンボが生息している。
農林中金青森支店は同日、この池周辺の自然環境の保全のためにと、県と「森林整備活動実施協定書」を取り交わした。
具体的には、池周辺の0.5haで、12月にスギ林の間伐、来春5月にケヤキの植栽などに使われる予定。同支店では今後も、間伐材を利用したチェーンソーアートによる標柱や観察地ゲートの寄贈、トンボの観察会の開催などさまざまな支援を継続して行っていく方針だ。
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12月7日に協定書を取り交わした。(左から)青森県緑化推進委員会・本間家大理事長、青森県農林水産部・渋谷義仁部長、農林中央金庫青森支店・松浦康史支店長
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