事業実績は、東日本大震災の影響などで支払共済金が大きく増えた。
支払共済金はJAが6527億円増、生協が1229億円増で、全体では8234億円(18%)増の5兆4666億円だった。共済種目別で特に大きく増えたのは火災・建物共済で、前年比72%増の2兆432億円だった。この金額は、もっとも割合の多い生命共済の支払金2兆1589億円とほぼ同じ額になった。
契約件数は160万件増の1億5536万件。JAの「医療共済」が72万件増えるなど、生命共済が前年に比べて205万件(3.5%)増えたほかは、ほぼ前年並みだった。生命共済は長期・短期ともに増えた。
共済金額は3兆3000億円減の1108兆円。受入共済掛金は287億円減の8兆1652億円だった。
これらの実績を団体別割合で見ると、契約件数が生協57%、JA36%でほぼ前年と変わらず。共済金額は生協が1ポイント増の48.9%で、JAが0.6ポイント減の35.4%。受入共済掛金は生協19.2%、JA77.9%。支払共済金は生協17.5%、JA79.1%だった。総資産は生協11.1%、JA87.4%。
(関連記事)
・気仙沼の復興テーマに学生がアイデア発表 早稲田大の寄附講座 JA共済連 (2012.12.06)
・「書道・交通安全ポスターコンクール」大賞28作品の展示会 JA共済連 (2012.12.05)
・生命総合共済など順調に伸長 JA共済24年度上半期業績 (2012.12.03)
・傷害保険、火災保険がのび増収増益 共栄火災海上保険第2四半期決算 (2012.11.21)