業況見通しなどを示す指数であるDIは、この調査では100に近づくほど、需給では「締まっている、締まる」、米価では「高い、高くなる」との見方が強いことを示す。ゼロに近づけばその逆ということになる。
11月の調査では主食用米の需給動向についての関係者の現状判断は「49」。前月からは6ポイント増えた。また、向こう3カ月の見通し判断は「43」でこれも6ポイント増え、今後、需給が締まるとの見方が増えていることになる。
米価のついての現状判断は「79」で、前月よりも2ポイント減ったとはいえ、現在の米価水準は高いとの判断が強い。また、向こう3カ月の判断は「46」だが前月からは1ポイント増えた。7月の調査以降は、向こう3カ月の見通し判断は前月よりも指数が下がっていたが、今回はわずかだが増えた。
12月の販売数量についての見通しは11月比で▽生産者:+4の「60」、▽集出荷業者:+5の「58」、▽卸業者:+19の「67」、▽小売業者等:+10の「59」となった。
11月比での12月の価格についての見通しは▽生産者:?4の「50」、▽集出荷業者:+2の「51」、▽卸業者:?8の「52」、▽小売業者等:?2の「49」となった。
(関連記事)
・北海道・きらら397が前回比102.1% 日本コメ市場第6回取引会 (2012.12.11)
・お米アドバイザー、受講者は218人に Facebookを開設 (2012.12.11)
・24年産水陸稲の収穫量、851万9000t (2012.12.10)
・米の食味ランキング 特A産地の取り組み事例が一冊に (2012.12.07)