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【データで見る小売業・量販店編】 食料品の動き鈍く4月の販売額はマイナス  日本チェーンストア協会

 スーパーマーケットの団体である日本チェーンストア協会は、5月23日に4月度の販売統計を発表した。(図の棒グラフは各月の販売金額<億円>、折れ線は対前年同月比<%>で、食料品・農産品・畜産品・惣菜は既存店ベース=店舗調整後)

4月度販売統計―日本チェーンストア協会 4月度の販売概況によると、野菜の相場安や震災後の特需の反動から食料品の動きが鈍かった(既存店ベース98.5%、3月は103.5%)ことなどから、総販売額の前年同月比(既存店ベース)が3カ月ぶりにマイナスの1兆474億円となった。
 ちなみに3月度は、震災後の消費マインドの低下や計画停電の影響などから衣料品の動きが鈍かった(前年同月比84%)が、食料品の動きが良かった(同103.5%)ことから総販売額は既存店ベースで2カ月連続のプラス(0.3%)となっている。
 4月度の販売を部門別で見ると、食料品が「震災による自粛ムードの影響もあって、花見需要が盛り上がらず」6417億5601万円(総販売額の61.3%)(既存店ベース前年同月比98.5%、3月対比98.2%)とマイナスとなっている。食料品のうち
農産品は866億2047万円(同95.8、99.2%)
畜産品は716億9911万円(同100.3%、100.4%)
水産品は608億1739億円(同94.6%、99.9%)
惣菜は696億4119億円(同100.9%、107.3%)
その他食品は3529億7785円(同99.2%、95.6%)
となっている。
 4月の会員企業は60社で店舗数は8003店。3月よりは42店舗減少しているが、昨年同月比では126店舗の増となっている。売場面積は2425万5169平方メートル(前年同月比104.8%)、売場1平方メートル当たり売上額は4万3183円で前年同月比99.0%となっている。


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