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【データで見る小売業界 量販店編】2011年7月 総販売額7月も伸びる 惣菜は10%強プラスに

 日本チェーンストア協会は、8月22日に7月度の量販店の販売概況を発表した。

 それによると7月の総販売高(全店)は1兆1269億円で前年同月比+6.9%と、6月を上回る伸びとなった。また既存店販売額も同+2.1%と6月に続いて2カ月連続のプラスとなっている。
 商品別にみると食料品は6839億円と6月より339億円の増(+6%)で、全店では前年同月比+5.2%、既存店ベースでも同+0.8%となっている。食料品の分野別でみても既存店ベースで各分野とも前年よりプラスあるいは同じとなっているが、全店ベースで農産品+4%、畜産品+3.4%と伸びているが、惣菜が+10.1%と大きく伸びていることが注目される。
 協会によれば、7月前半は猛暑により夏物商品や暑さ対策商品を中心に動きが良く、後半は台風6号による大雨、その後の低温で失速したものの総販売額は2カ月連続のプラスとなったと分析している。
 そのなかで農産品の野菜は、トマト、キュウリ、キャベツ、ピーマンは好調だったが、馬鈴薯、タマネギ、ニンジンは不調だった。果物では柑橘類、リンゴ、サクランボは好調だったが、バナナは不調だったという。
 そして惣菜は「火を使わず調理可能な簡便商材であることから好調」でとくに「揚物、弁当、おにぎり、寿司が好調」だったという。
 7月の会員企業は60社8028店舗。売場面積は2420万8249平方m(前年同月比+5.3%)、売場1平方m当たり売上高4万6376円(同+1.5%)となっている。

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(2011.09.01)