5月の総売上高は、1兆568億円と全店ベースでは前年同月比+3.6%(4月対比+0.9%)となっている。
しかし、例年よりも早い梅雨入りや月末の台風の影響による大雨などの天候不順に加え、野菜の相場安、水産品の不調、震災後の特需の反動から食料品の動きが鈍かったことなどから、既存店ベースの総売上高は前年同月比98.6%と2カ月連続のマイナスとなった。
食料品について部門別に見ると、農産品は879億円強で既存店ベース前年同月比94.6%、水産品が610億円強・同94.8%、惣菜が697億円・同99.0%と前年を下回っているが、畜産品732億円・同100.8%とほぼ前年並みの水準となっている。
5月の会員企業は60社で、店舗数は8006店と前年同月より154店舗、4月より3店舗の増となっている。売場面積は2423万6808平方mと前年同月より4.8%増となっているが、売場1平方m当たり売上高は4万3601円で同98.8%と、前年より減少している。
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