それによると８月の総販売額は１兆657億円となり、全店ベースでは前年同月比102.4％となっているが、既存店ベースでは同97.8％と３カ月ぶりに前年を下回る結果となった。
　７月と比べても５％近く総販売額は落ちているが、協会では、昨年の「猛暑の反動や下旬の多雨の影響で盛夏商材・涼味商材の動きが鈍く」既存店ベースでマイナスとなったとみている。
　食料品についてみると、表のように既存店ベースでは各分野とも前年水準を下回っているが、全店ベースでは農産品（前年同月比98.5％）以外は、畜産品同100.4％、惣菜同106.7％と前年水準を上回っている。とくに惣菜は、既存店ベースでもほぼ前年並み水準を確保しているだけではなく、前月の７月の販売額735億円から８月は776億円へと5.5％も販売額を伸ばしてことに注目しておきたい。
　また農産品についても、前年８月に相場高だったキャベツ、ハクサイ、ジャガイモ、タマネギがその反動で価格が前年より下がった影響もあって、前年同月比ではマイナスとなっているが、前月の７月と比べると889億円から932億円と５％販売額が伸びていることも忘れてはならないだろう。
　８月の会員企業は60社で店舗数は7992店（前年同月より139店増）。売場面積は2004万3567平方ｍで、売場１平方ｍ当たり売上高は４万4397円（前年同月比97.9％）となっている。

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