10月のCVSの売上高は、全店ベースで7496億円と前年同月比+16.6%、既存店ベースでも6878億円で同+14.1%と大きく伸長した。
前月の9月は、昨年10月のたばこ値上げ前の駆け込み需要による売上げ増の反動から、全店、既存店とも売上高前年比が11カ月ぶりにマイナスとなったが、10月は昨年10月のたばこ値上げ後の買い控えで売上げが落ち込んだ影響で全店、既存店とも大幅なプラスになったと協会では分析している。
また、日配食品の調理パン、惣菜が好調だったことも売上げ伸長に貢献しているという。
来店客数は全店ベースで12億5282万人、既存店で11億6123万人で+8.9%、+6.2%とともに前年を上回った。また、客単価も全店で598.4円(同+7.1%)、既存店で592.3円(同+7.5%)とプラスだった。
商品構成は、日配食品が33.5%、加工食品が27.3%で6割強が食品となっている。そのほか非食品が34.7%、サービスが4.5%という構成になっている。
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