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ダイコン、トマトの作付増 ピーマンは大幅減  夏秋野菜のガイドライン

 農水省は12月20日、「平成24年度 夏秋野菜等のガイドライン」を公表した。作付面積で22年産実績に比べて増えたのはダイコン(160ha、2.3%)、トマト(140ha、1.7%)、キュウリ(40ha、0.4%)の3品。キャベツ、サトイモは前年並みで、ほか6品目は減。23年産に比べて需要が伸びると予測されるのはレタス、サトイモの2品。

 農水省は、主要な野菜の安定的な需給を図るため、JAグループや主要産地などの作付け計画への参考として、年2回需給予測などを取りまとめたガイドラインを策定している。
 今回発表したのは、24年6月から25年3月まで出荷される野菜11品目。
 全体の需要量は260万6700tで23年産ガイドラインに比べて3万1000t減、需要量から算出される供給量は320万2400tで同3万5300t減だった。一方、供給量から輸入量を差し引いた国産収穫量は272万5800tで、22年産実績に比べて9万3471t増となっている。
 品目別では需要量が23年産ガイドライン比で減ると推測されたのはニンジン1万1200t(4.3%)減、キュウリ8300t(3%)減、トマト7700t(2.4%)減、ハクサイ2900t(2.1%)減。ただしトマトは作付面積が増となっており、収穫量も34万5900tで22年産実績比7.3%増となっている。
 トマト以外に22年産実績比で収穫量が増えたのは、ニンジン19万9900t(9.7%増)、ダイコン25万5000t(9.4%増)、ネギ31万9700t(5.1%増)など。
 一方、収穫量が減るのはピーマン6万3600t(5%減)、レタス
24万2100t(3.2%減)、キャベツ44万9500t(2%減)の3品。特にピーマンは350ha(13.2%)減と大きく減った。

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