これによると11月の外食産業は、売上げが前年同月比101.0%と10月に引き続き前年を上回る実績をあげた。
11月の平均気温が前年に比べて東京で1.4℃、大阪で2.0℃高く、雨天日数も少なく、「温かい天候に恵まれたことも客足が順調だった一因と思われる」と協会ではみている。その一方で温暖な気候だったために冬物商品の販売で苦戦したところもあったという。また、焼き肉業態は、風評被害の影響は薄れつつあるものの11月も売上高は前年同月比88%と厳しい状況が続いている。
全体では、店舗数は同101.2%、客数104.7%と伸びているが、客単価は96.5%とやや落ちこんだ。
業態別では、ファーストフードの麺類(売上げ109.0%、客数111.3%)と洋風(同104.1%、109.2%)、ファミリーレストランの中華(同104.3%、102.8%)が伸びている。
11月の調査数は、事業社218社3万1387店舗となっている。
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