アジアのクレジットユニオンを論評 『農林中金』2月号2018年1月31日
アジア諸国では「クレジットユニオン」と呼ばれる協同組合金融機関の設立が相次いでいる。各国とも一様ではないが、組合員の日常的な経済問題の解決を図っていることは共通している。農林中金総合研究所2月1日発行の『農林金融』2月号が、「アジアの農業・組合金融」で、タイと中国を中心に詳しく紹介している。
論者は同研究所・古江晋也主任研究員。
タイについては、バンコクに本部を置くアジアクレジットユニオン連合会、タイのクレジットユニオン運動を担っている職域をベースにしたタイ貯蓄信用組合連合会、地域をベースとしたタイクレジットユニオン連合会の歴史的展開および現状などを紹介する。
また中国に関しては、農業融資における信用補完手段として期待されている農地担保を取り上げ、現地調査を通じた地方行政や金融機関の取り組み状況を整理し、金融機関からみた農地担保金融が抱える課題をまとめた。論者は同研究所・王雷軒主事研究員。
なお、同号はこのほか、同研究所・斉藤由里子常務が「JAの自己改革の特徴と課題―単位農協における農業振興を中心にー」のテーマで論じている。
(関連記事)
・【意見交換】「系統の資本持合規制」見え隠れ(17.11.20)
・【特集・JAトップ層鼎談】組合員とともに地域に根ざす(17.08.01)
・「農協改革」への対抗軸1県1JA構想を考える(17.07.26)
・【冨士重夫 JC総研代表理事理事長】JAの総合事業維持へ(17.04.25)
・信用事業危機の元凶は農林水産省(17.03.01)
・協同組織金融機関の独自性発揮を(04.06.24)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日