純利益529億円 青年等就農資金融資は12%増-日本公庫中間決算2018年11月29日
日本政策金融公庫(日本公庫)は11月27日、平成30年9月中間決算(平成29年4月1日~同9月30日)を発表した。経常収益は3007億円で、経常費用は2476億円だった。この結果、経常利益は531億円となり、特別損益を含めた中間純利益は529億円となった。前年同期決算に比べ262億円の減だった。
農林水産事業は、資金運用収益142億円の計上等によって経常収益は204億円となり、経常費用は資金調達費用113億円の計上等で204億円だった。特別損失を含め、所要の政策コストとして政府補給金収入45億円を計上し、中間純利益は0円となった。
平成30年度上半期の農業分野への融資実績は4543先(前年同期比95%)、1349億円(同71%)。このうち農業経営基盤強化資金(スーパーL資金)の融資実績は3381先(同91%)、1131億円(同74%)となった。
新規就農者や異業種からの農業参入企業等への融資実績は1233先(同109%)、307億円(同86%)。このうち平成26年度から取り扱いを始めた「青年等就農資金」の融資実績は834先(同112%)、654億円(同103%)となった。また6次産業化関連の融資実績は867先(同112%)、524億円(同75%)だった。
※訂正とお詫び
融資実績が843先となっておりましたが、正しくは834先。
654億円となっておりましたが、正しくは65億円です。
訂正してお詫びいたします。(平成30年12月3日、10時44分)
(関連記事)
・台風24号の被災農林漁業者の相談窓口開設 日本公庫(18.10.09)
・中食・外食の利用が増加 日本公庫(18.10.01)
・純利益 515億円増の1020億円-日本公庫(17.06.07)
重要な記事
最新の記事
-
飼料用米多収日本一 山口県のあぐりてらす阿知須 10a当たり863kg2025年3月3日
-
【特殊報】ナシ胴枯細菌病 県内で初めて発生を確認 島根県2025年3月3日
-
政府備蓄米売り渡し 入札 3月10日に実施 農水省2025年3月3日
-
新潟県の25年産米概算金「コシ2.3万円」 早期提示に歓迎の声 集荷競争、今年も激化か2025年3月3日
-
米の集荷数量 前年比23万t減に拡大 農水省2025年3月3日
-
米価高騰問題への視座【森島 賢・正義派の農政論】2025年3月3日
-
【次期家畜改良目標】低コスト、スマート農業重視 酪農は長命連産、肉牛は短期肥育2025年3月3日
-
【改正畜安法の現状と課題】需給対策拡大が焦点 問われる「国主導」2025年3月3日
-
あなたたちは強い〝武器〟を持っている JA全国青年大会での「青年の主張」「青年組織活動実績発表」講評 審査委員長・小松泰信さん2025年3月3日
-
JA農業経営コンサルタント 15人を認証 全中2025年3月3日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年3月3日
-
農業用バイオスティミュラント「エンビタ」とは 水稲育苗期にも効果 北興化学工業2025年3月3日
-
アミューズメント施設運営「ティスコ」株式を譲受 農林中金キャピタル2025年3月3日
-
「2025ローズポークおいしさまるごとキャンペーン」でプレゼント 茨城県銘柄豚振興会2025年3月3日
-
福岡ソフトバンクホークスとのオフィシャルスポンサー契約更新 デンカ2025年3月3日
-
ファーマーズ&キッズフェスタ2025 好天で多数の参加者 井関農機は農業機械体験2025年3月3日
-
【今川直人・農協の核心】産地化で役割が高まる農協の野菜取り扱い2025年3月3日
-
野菜がたっぷり食べられるカレー味「ケンミンカレー焼ビーフン」新発売2025年3月3日
-
第164回勉強会『海外市場での植物工場・施設園芸の展開』開催 植物工場研究会2025年3月3日
-
春の山梨の食材の魅力を伝えるマルシェ 5日から国分寺マルイで開催 雨風太陽2025年3月3日