大学生協共済連から全共済事業を譲受 コープ共済連2022年10月4日
日本コープ共済生活協同組合連合会は10月1日、全国大学生協共済生活協同組合連合会が実施する全ての共済事業を譲受した。2021年から大学生協共済連と共同で引受を実施してきたCO・OP学生総合共済を中心に、大学生協共済連が保有する共済契約は包括移転され、コープ共済連が単独で契約を引き受ける。
大学で食堂運営や購買事業を行う大学生協は、1981年から学生総合共済事業を開始。40年以上にわたり学生生活を支え、「学生総合共済」の加入者は全国の大学生協で約68万人に広がっている。一方、CO・OP共済は、1984年に始めた《たすけあい》を中心に、地域で店舗や宅配事業を行う地域生協で加入の輪を広げ、加入者は925万人に広がっている。
2021年に両連合会で、学生総合共済のさらなる改善とよりよいサービスの提供を目的に共同引受を開始。このほど、事業の安定運営と共済加入者の広がりを目指し、さらに統合度を高めるため、大学生協共済連は、コープ共済連へ事業を全部譲渡。契約を包括移転し解散した。大学生協共済連は9月30日を以て解散し、残余財産等は会員生協に分配される。
今後は、各大学生協がコープ共済連の会員に加わり、これまでの学生支援のノウハウを引き継ぎ、さらに発展した保障商品の提供と運営を進める。
CO・OP共済は、主力商品の子ども向けの保障《たすけあい》ジュニアコースから、学生総合共済を経て、大人向けの保障へと、商品ラインナップが充実することで、一生涯の保障を組合員に提供。また、大学生協と地域生協が共済を通じてつながり、保障の提供だけでなく、季節ごとの共済金の支払事例の紹介や自転車事故防止のための講座など、事故防止にも取り組む。さらに大学卒業後のライフプランなど、全国の生協と一緒に取り組める事業を展開する。
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