ギネス世界記録認定目指し「最高の価値のお米」企画始動 東洋ライス2015年10月30日
東洋ライス(株)は、平成27年産の最良食味の玄米を最高価格で買い入れ、同社の加工技術を駆使して国際的にも「史上最高価値のお米」を創り、最高価格で販売するプロジェクトを立ち上げた。同社はこの「最高価値の最高価格のお米」で、ギネス世界記録の認定を目指していく。
「最高価値のお米」企画の実施手順は次ぎの通り。
(1)最高に美味な玄米を、生産者より最高価格で買い取る。
昨年度4000点を超える応募があった米・食味鑑定士協会主催の「米・食味分析鑑定コンクール:国際大会」において、国際総合部門に出品された玄米の内、「金賞」及び「特別優秀賞」を受賞した玄米を対象とする。
その米を炊飯し、著名な料理人や栄養士などによって最終試食試験を行い、それに合格した玄米をこの企画の原料玄米とするが、同社はその生産者と直接交渉し、最高価格で買い取る。但し同社が「最高の食味のお米」として求める玄米は、次の基準を満たしているものに限る。
1.平成27年産の日本産うるち米(産地品種は問わない)であること。
2.食味が最高であること(上記の方法で選出)。
3.無農薬または特別栽培米であること。
4.農産物検査(銘柄・等級)をしていること。
5.採用時に応募時の玄米と同じ田圃で収穫された玄米を、200kg以上出荷できること。
6.当初の本年の買い取り量は10トン以内とする。
(2)以上の基準を満たした玄米を「エコグリーンカプセル」で熟成させ、更に食味を向上させる。
エコグリーンカプセルとは、同社が開発したコメの熟成及び保管技術だ。2003年に過去5年間にわたり、マスコミ関係者、大学教授、コメの公的機関関係者らの立会のもと行われた実証公開実験により、「新米よりも、エコグリーンカプセルで保管されていた5年前の古米の方が美味しい」ことが証明された。
本企画では、数ヶ月だがエコグリーンカプセルで熟成させることにより、更に食味向上を目指す。
(3)この熟成された玄米を、「健康効果と良食味」が実証されている金芽米に精米加工し、更に食味を向上させる。
金芽米は、従来の精米ではヌカと共除去されていた亜糊粉層に(ヌカ層とデンプン層の間にある高栄養・良食味の極めて薄い層)を残すことに成功した米だ。白米よりも旨み・甘みがあり、美味しく高い栄養価を残している。
(4)同社が長年培ってきたブレンド技術により、更に食味を向上させる。
米は、相性の良いブレンドをすれば、食味が向上する。消費者には単一品種・銘柄が好まれているが、同社のノウハウを活かしたブレンド米の金芽米「ベストセレクト」は、単一銘柄よりも良食味との定評を得ている。本企画では、このブレンド技術も活用する。
(関連記事)
・東洋ライス 第54期決算発表 売上高は78億8700万円 (15.07.08)
・東洋ライス 金芽米事業の展開状況を説明 (15.07.08)
・BG無洗米に酸化防止・食味維持効果 東洋ライス (15.07.07)
・「金芽ロウカット玄米」小売り販売を開始 東洋ライス (15.06.16)
・通販大手3社部門別ランキングで「金芽ロウカット玄米」がでトップに 東洋ライス (15.05.29)
重要な記事
最新の記事
-
令和7年春の叙勲 JA山口中央会元会長・金子光夫氏、JAからつ組合長・堤武彦氏らが受章2025年4月29日
-
【'25新組合長に聞く】JAようてい(北海道) 金子辰四郎組合長(4/11就任) 「国民の胃袋」支える誇り胸に2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(上)2025年4月28日
-
全農 備蓄米 4月に5万5000t出荷2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(下)2025年4月28日
-
【JA人事】石塚克己(茨城県)石塚克己組合長を再任(4月26日)2025年4月28日
-
令和7年度「3-R畜産たい肥散布体験会」を開催 JA全農ひろしま2025年4月28日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年4月28日
-
二重米価制で農政を刷新せよ【森島 賢・正義派の農政論】2025年4月28日
-
ジャガイモ・馬鈴薯・ニドイモ・ナツイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第337回2025年4月28日
-
【農業協同組合研究会】5月31日に研究大会 新基本計画と今後の農政テーマに2025年4月28日
-
里山再生ビオトープ「クミカ レフュジア菊川」創設 クミアイ化学工業2025年4月28日
-
JA大阪南管内ブドウ圃場で農業資材「スキーポン」試験開始 アクプランタ2025年4月28日
-
「世界ミックスダブルスカーリング選手権」日本代表チームの食事をサポート JA全農2025年4月28日
-
「JA全農杯全国小学生選抜サッカー決勝大会」全国から出場計16チームが決定2025年4月28日
-
JAタウン イメージキャラクター「じぇー太」のクリアファイル新発売2025年4月28日
-
全農杯全日本卓球選手権大会栃木県予選会 副賞のとちぎ和牛など「ニッポンの食」で子どもたちを応援 JA全農とちぎ2025年4月28日
-
和紙の製造技術を応用した農業用マルチシート「和紙マルチ」販売開始 日本製紙パピリア2025年4月28日
-
国産ジビエ認証施設に宮城県「大崎市ジビエ食肉処理加工等施設」認証 農水省2025年4月28日
-
お茶を楽しむ「チャチャっとお茶生活キャンペーン」開始 農水省2025年4月28日