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2019年産米予想 「平年並み」-米穀データバンク2019年8月9日

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 民間調査会社の米穀データバンクは8月7日、2019年産米の収穫予想を発表した。全国作況は100の平年並みと予想している。

 都道府県別の7月末までの気象データを同社の作況推計プログラムに投入して予想した。
 梅雨明け後は、おおむね天候に恵まれていることから全国の作況指数は100の「平年並み」と予想した。
 都道府県別では作況指数102の「やや良」が北海道、青森、秋田、山形、石川の5道県、99~101の「平年並み」は岩手、宮城、福島、茨城、新潟、富山、滋賀など22都府県、95~98の「やや不良」は栃木、埼玉、千葉、福岡など20府県と予想した。
 作付け面積は各県への聞き取りなどで主食用米の水稲作付け面積を138万2000ha、前年産実績より4000ha減と推計した。政府備蓄米、加工用米、新規需要米などは収穫予想から除外している。
 主食用米の予想収穫量は全国平均で10aあたり532kg、収穫量は734万6000tで前年産より1万9000t増えると見通した。
 農水省の速報値で6月末の民間在庫量は188万7000t。これに予想収穫量を加えた923万3000tが2019年/2020年の供給量となり、ここから農水省が基本指針で示した需要見通し726万4000tを差し引くと来年6月末の民間在庫量は196万9000tの見込みとなる。今年6月末の在庫量より8万2000t増える推計になっている。

(関連記事)
主食用米作付け 前年並み32県-需給緩和の懸念(19.08.01)
米の需要実績 前年比6万t減-基本指針を改定 農水省(19.08.01)

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