米:農業倉庫火災盗難予防月間2017
農業倉庫火災盗難予防月間にあたって2017年11月20日
・公益財団法人農業倉庫基金理事長長瀬仁人
平素、当基金の事業にご協力いただきまして、誠にありがとうございます。
また今年も台風、豪雨等による自然災害が発生しています。被害にあわれた皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
火災事故に対する当基金の損害補償は、皆様の努力のおかげで少なくなっていますが、前年度はライスセンターで1件、今年度上半期でも同じくライスセンターで1件火災事故が発生しています。乾燥作業は常に火災発生のリスクが伴うため、稼働前にはバーナーの点検整備を必ず実施し、乾燥機の取扱説明書にしたがって正しく運転し、運転中にも「見る・聴く・触る・嗅ぐ」等の感覚を十分働かせて、異常を見逃さないようお願いします。
さて今年も、当基金は「農業倉庫火災盗難予防月間(平成29年11月15日~平成30年1月31日)」を設け、全農と連携して防災防犯の徹底を図る運動を展開してまいります。
(写真)公益財団法人農業倉庫基金理事長長瀬仁人
この予防月間においては、JA役職員の行動基準など防災体制を確立したうえで、火災・盗難事故防止に重点をおいた現場の巡回点検を必ず実施していただき、不備があれば迅速な改善をお願いします。
農業倉庫では、倉庫周辺に燃えやすいものを放置しないこと、防犯灯を設置し不在時は倉庫や敷地入口の施錠を必ず行うこととし、保管米麦の品質管理のためにも毎日の見回りを行う必要があります。また火や油を扱うため火災発生リスクを伴うカントリーエレベーター(CE)やライスセンター(RC)では、バーナーなどの点検やゴミが乾燥機に吸引しないよう周辺の清掃徹底が必要です。
国が全ての食品事業者にHACCP(ハサップ)による衛生管理を義務づける方針を決定したことから、産地施設においても同様に衛生管理の徹底が求められます。きっちり整理・整頓・清掃された施設は、当然火災・盗難リスクも軽減できます。この予防月間を契機に、改めて農業倉庫やCE・RCの清掃や火災・盗難の予防に取り組んでいただきますようお願い申し上げます。
(関連記事)
・農業倉庫火災盗難事故防止対策(17.11.20)
・平成29年度農業倉庫火災盗難予防月間の取り組みについて(17.11.20)
・火災盗難予防対策の確認を JA全農米穀部(17.11.20)
・経営トップから現場職員まで心を一つに 【現地ルポ・JAあおば八尾農業倉庫(富山県)】(17.11.17)
重要な記事
最新の記事
-
米 推計19万tが分散して在庫 農水省調査2025年3月31日
-
【人事異動】農水省(4月1日付)2025年3月31日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類西表島、小浜島で多発のおそれ 沖縄県2025年3月31日
-
【注意報】かんきつ、びわ、落葉果樹に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 静岡県2025年3月31日
-
農業は恰好いいと示したい トラクターデモに立った農家の声 「令和の百姓一揆」2025年3月31日
-
4月の野菜生育状況と価格見通し 果菜類、ほうれんそう、レタスなどは平年並みへ 農水省2025年3月31日
-
農林中金 総額6428億円の増資を実施2025年3月31日
-
25年産米「概算金のベース」 あきたこまち60キロ2万4000円 全農あきたが情報共有2025年3月31日
-
「農山漁村」インパクト可視化ガイダンスなど公表 農水省2025年3月31日
-
北アルプスの水と大地が育む米「風さやか」使用 ツルツル食感の米粉麺はスープも含めグルテンフリー JA大北2025年3月31日
-
特産の小松菜をバームクーヘンに 試食した市長も太鼓判 JAちば東葛2025年3月31日
-
三鷹キウイワイン 市内のキウイ使った特産品 JA東京むさし2025年3月31日
-
地域の営農継続へ JA全国相続相談・資産支援協議会を設置 JA全中2025年3月31日
-
中央支所担い手・若手農業者研修会を開く JA鶴岡2025年3月31日
-
全国の農家へ感謝と応援 CM「Voice」フルバージョン配信開始 JA全農2025年3月31日
-
セメント工場排ガスから分離・回収した二酸化炭素の施設園芸用途 利用へ取組開始 JA全農2025年3月31日
-
カナダで開催の世界男子カーリング選手権 日本代表チームの食事をサポート JA全農2025年3月31日
-
JA鶴岡「もんとあ~る」dポイント加盟店に 4月1日からサービス開始2025年3月31日
-
JA全中「健康経営優良法人2025」に認定2025年3月31日
-
「佐賀牛 生誕40周年記念キャンペーン」開催中 数量限定40%OFF JAタウン2025年3月31日