米:農業倉庫火災盗難予防月間2017
平成29年度農業倉庫火災盗難予防月間の取り組みについて2017年11月20日
・全国農業協同組合連合会
・公益財団法人農業倉庫基金
1.趣旨
最近の農業倉庫における火災・盗難事故の発生は少なくなっているが、火災事故については倉庫周辺に仮置きした木製パレットやその他の可燃物があると放火の危険が増大する可能性がある。また、新米の入庫以降、農業倉庫の南京錠や通用口、シャッターの鍵など破壊による盗難事故のほかに、CEやRCの灯油タンクから灯油を大量に抜き取るという盗難も発生している。
このため、防災・防犯管理の強化・徹底を目的として、「農業倉庫火災盗難予防月間」を設け、関係機関の協力を得てJAグループが一体となって全国一斉に運動を展開する。
農業倉庫業者は、常に適切な保管管理を励行する必要があるが、とくに本月間においては防災意識の高揚を図り、農業倉庫における火災盗難事故防止に重点を置いた倉庫見回り、施設・設備の整備・点検、倉庫回りの清掃・整理・整頓等を行い、保管管理に万全を期するものとする。
2.期間
平成29年11月15日から平成30年1月31日までとする。
3.実行項目
農業倉庫業者は「自主保管マニュアル」、「消防法令」、および別添「農業倉庫火災盗難事故防止対策」に定める火災盗難予防に関する事項の点検・確認を行ない、必要な対策を実施する。
4.火災盗難予防運動の推進方法
(1) 全農本所・農業倉庫基金
関係機関の協力を得て、次の予防運動を推進する。
ア.JAおよび県連・県農協・県本部(以下、県本部等)の農業倉庫担当者を対象とした研修会を開催し、予防運動の趣旨徹底と防災意識の高揚をはかる。
イ.「農業倉庫火災盗難予防月間」ポスターを全国の農業倉庫に配付、機関誌「農業倉庫・CEと防災」や新聞等を活用して趣旨の周知徹底をはかる。
(2)県本部等
関係機関の協力を得て、次の予防運動を実施する。
ア.JAの農業倉庫及び米穀担当者を対象にした会議等において、火災盗難予防の趣旨を周知徹底し、防火・防犯意識の高揚をはかる。
イ.巡回指導班を組織して農業倉庫の巡回を行ない、火災盗難予防設備および消火設備の点検・整備の指導を行う。
ウ.「農業倉庫火災盗難予防月間」ポスターを掲示し、関係者の意識の高揚をはかる。
エ.県本部等の機関誌・地方新聞等を活用して火災盗難予防運動の趣旨を周知徹底する。
オ.連合農業倉庫の保管管理状況を別紙「巡回点検表」により確認する。
(3)JA
関係機関の協力を得て、次の予防運動を実施する。
ア.農業倉庫における米麦保管の重要性を再認識し、役職員の意識・責任感の高揚をはかる。併せて、本庫だけでなく、特に支庫の見回りを行い、防火・防犯の徹底を行う。
イ.火災盗難予防設備および消防用設備等の一斉点検を行なう。
ウ.事務所、農業倉庫、共乾施設等に「農業倉庫火災盗難予防月間」ポスターを掲示し、役職員や関係者に注意喚起を行なう。
エ.消防・警察関係の協力を得て、防火・防犯指導を受けるとともに、消防訓練等を実施する。
オ.有線放送・ケーブルTV等の利用、チラシの配付などにより、組合員付近住民に火災発生時における緊急連絡の協力を要請する。
カ.農業倉庫の保管管理状況を別紙「巡回点検表」により確認する。
以上
(関連記事)
・農業倉庫火災盗難事故防止対策(17.11.20)
・農業倉庫火災盗難予防月間にあたって(17.11.20)
・火災盗難予防対策の確認を JA全農米穀部(17.11.20)
・経営トップから現場職員まで心を一つに 【現地ルポ・JAあおば八尾農業倉庫(富山県)】(17.11.17)
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全農(2025年1月1日付)2024年11月21日
-
【地域を診る】調査なくして政策なし 統計数字の落とし穴 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年11月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】国家戦略の欠如2024年11月21日
-
加藤一二三さんの詰め将棋連載がギネス世界記録に認定 『家の光』に65年62日掲載2024年11月21日
-
地域の活性化で「酪農危機」突破を 全農酪農経営体験発表会2024年11月21日
-
全農いわて 24年産米仮渡金(JA概算金)、追加支払い2000円 「販売環境好転、生産者に還元」2024年11月21日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
鳥インフル カナダからの生きた家きん、家きん肉等の輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
JAあつぎとJAいちかわが連携協定 都市近郊農協同士 特産物販売や人的交流でタッグ2024年11月21日
-
どぶろくから酒、ビールへ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第317回2024年11月21日
-
JA三井ストラテジックパートナーズが営業開始 パートナー戦略を加速 JA三井リース2024年11月21日
-
【役員人事】協友アグリ(1月29日付)2024年11月21日
-
畜産から生まれる電気 発電所からリアルタイム配信 パルシステム東京2024年11月21日
-
積寒地でもスニーカーの歩きやすさ 防寒ブーツ「モントレ MB-799」発売 アキレス2024年11月21日
-
滋賀県「女性農業者学びのミニ講座」刈払機の使い方とメンテナンスを伝授 農機具王2024年11月21日
-
オーガニック日本茶を増やす「Ochanowa」有機JAS認証を取得 マイファーム2024年11月21日
-
11月29日「いい肉を当てよう 近江牛ガチャ」初開催 ここ滋賀2024年11月21日
-
「紅まどんな」解禁 愛媛県産かんきつ3品種「紅コレクション」各地でコラボ開始2024年11月21日
-
ベトナム南部における販売協力 トーモク2024年11月21日
-
有機EL発光材料の量産体制構築へ Kyuluxと資本業務提携契約を締結 日本曹達2024年11月21日