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年度末に向け積極的な需要拡大を-Jミルク2022年2月18日

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Jミルクは2月17日、需給短信を発表した。コロナの感染拡大で今後の消費動向は不透明で、年度末に向けて積極的な需要拡大を、と呼びかけている。

12月の生乳生産は、北海道が前年比105.2%、都府県が102.0%と大きく増加し堅調に推移、一方、飲用需要は前年を下回っており、脱脂粉乳・バター等向けの生産量は引き続き増加している。

バターは推定出回り量が比較的堅調に推移しているものの、在庫量は年度末にかけて一定程度、積み上がる予測となっている。

脱脂粉乳はヨーグルトや乳飲料の低迷を踏まえると出回り量が大きく増加することを見込むことは難しく、年度末にかけて在庫は大きく積み増す予測となっている。

在庫量は2021年度末に脱脂粉乳は昨年の8万t台から10.4万tに増える見込み。バターも同3万t台が4.1万tに増える見込みとなっている。

1月の牛乳販売動向は、前年比96.1%だが、2019年度比では102.4%という水準で年末年始の需要拡大運動の好影響が継続していると推察されるという。

ただ、コロナ対策の重点措置が多くの地域で実施されているため、業務用需要への影響は続くとみられている。また、家庭内消費には不透明な点が多く、円安や原油高による物価上昇や、電力、食品などの値上げがどう影響するかを注視する必要がある。

Jミルクは引き続き年度末にかけて積極的な需要拡大と、乳製品処理の最大化、生産者の取り組み態勢について備える協議が必要だとしている。

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