改革はこの1年が勝負 JA全農新年賀詞交歓会2018年1月5日
JA全農は1月5日、東京・大手町の経団連会館で、平成30年新年賀詞交歓会を開催した。会場には、JAや取引先の関係者など800名を超える人たちが参集した。
(写真)全国農業協同組合連合会(JA全農)平成30年新年賀詞交歓会の会場
開会にあたり、挨拶に立った長澤豊経営管理委員会会長は、全農の置かれている状況はきわめて厳しく「全農改革はまさに待ったなし」とした上で、共存共栄の精神でこの改革を組合員すべての力を結集して乗り切っていかなければならないとした。
そして、政府が掲げている「日本の農業は成長産業である」との方向性には理解を示しつつも、いまだ食料自給率が38%で、向上の兆しすら見えていないという現状は、政治が本来の役割を果たしておらず「口先だけのものになっている」との厳しい見方を示した。
さらに食料安全保障の確立は、国の根幹に関わる最大かつ最重要の課題であり、その課題克服の前提は、すべての国民が農業に対する理解をより一層深めることにあるとして、全農の情報発信力をさらに高めていく必要があると述べた。
そのうえで、全農改革はこの1年が「勝負である」とし、不易流行の認識を持ちながら、理事長以下、経営陣を支える環境づくりに邁進したいと述べた。
(写真)あいさつをする長澤豊JA全農経営管理委員会会長
(関連記事)
・【年頭所感】長澤 豊 氏(全国農業協同組合連合会 経営管理委員会会長)(18.01.01)
・配合飼料価格1tあたり1500円値上げ-JA全農(17.12.25)
・【戸井・全農チーフオフィサーに聞く】変化する消費現場に的確に応える(17.12.20)
・【顔写真・略歴入り】JA全農の新役員体制(17.07.25)
・【顔写真・略歴入り】JA全農の新理事体制(17.07.25)
・JA全農の役員業務分担(17.08.30)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(123) -改正食料・農業・農村基本法(9)-2024年12月21日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (40) 【防除学習帖】第279回2024年12月21日
-
農薬の正しい使い方(13)【今さら聞けない営農情報】第279回2024年12月21日
-
【2024年を振り返る】揺れた国の基 食と農を憂う(2)あってはならぬ 米騒動 JA松本ハイランド組合長 田中均氏2024年12月20日
-
【2025年本紙新年号】石破総理インタビュー 元日に掲載 「どうする? この国の進路」2024年12月20日
-
24年産米 11月相対取引価格 60kg2万3961円 前年同月比+57%2024年12月20日
-
鳥インフルエンザ 鹿児島県で今シーズン国内15例目2024年12月20日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「稼ぐ力」の本当の意味 「もうける」は後の方2024年12月20日
-
(415)年齢差の認識【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年12月20日
-
11月の消費者物価指数 生鮮食品の高騰続く2024年12月20日
-
鳥インフル 英サフォーク州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月20日
-
カレーパン販売個数でギネス世界記録に挑戦 協同組合ネット北海道2024年12月20日
-
【農協時論】農協の責務―組合員の声拾う事業運営をぜひ 元JA富里市常務理事 仲野隆三氏2024年12月20日
-
農林中金がバローホールディングスとポジティブ・インパクト・ファイナンスの契約締結2024年12月20日
-
「全農みんなの子ども料理教室」目黒区で開催 JA全農2024年12月20日
-
国際協同組合年目前 生協コラボInstagramキャンペーン開始 パルシステム神奈川2024年12月20日
-
「防災・災害に関する全国都道府県別意識調査2024」こくみん共済 coop〈全労済〉2024年12月20日
-
もったいないから生まれた「本鶏だし」発売から7か月で販売数2万8000パック突破 エスビー食品2024年12月20日
-
800m離れた場所の温度がわかる 中継機能搭載「ワイヤレス温度計」発売 シンワ測定2024年12月20日
-
「キユーピーパスタソース総選挙」1位は「あえるパスタソース たらこ」2024年12月20日