全農酪農体験発表会 岩手の山崎さんが最優秀賞(2)2018年9月13日
◆非農家出身 地域の核に 特別賞の青沼夫妻(富山)
今回は特別賞も選ばれた。受賞したのは富山県高岡市の青沼光さん、佳奈さん夫妻の「酪農はじめました。うちの牧場、寄ってきんさい! 見にきんさい!」。
青沼さんは広島市出身で非農家。中学生のときに酪農家になろうと思い新潟大農学部へ。卒業後、牧場の従業員などを経て、平成27年に高岡市の離農者から第三者承継で牧場を引き継ぎ酪農経営をスタートさせた。
開業時には乳牛価格が高騰していたため、廃用牛を購入して受胎させ、低コストで増頭を進めた。また、繋ぎ牛舎をフリーバーン方式として安く改修し、育成牛舎などは自分で建設し費用を抑えた。
飼料代を「地域に残そう」と食品残さや飼料用米を活用。放牧も実施、それもヤギとの混合放牧で除草剤や機械をせずに耕起を行っている。
地元企業と連携し地域に生乳を提供し、ジェラート開発など農商工連携や酪農教育ファームなど、高岡市には2戸しかないが、酪農の存在価値を積極的に発信し、今後は新規参入者の支援にも取り組みたいと話した。
青沼さんは大学在学中に第2回全農学生「酪農の夢」コンクールで優秀賞を受賞した。初志貫徹し、地域農業の核になっていることなどが評価された。
(写真)特別賞を受賞した青沼さん
その他の発表(優秀賞受賞者)は以下のとおり。
▽父を超えるオールラウンダーを目指して!
(長野県南牧村・雫田岳志さん)
▽家族で作る収益性酪農と私の夢~汗も涙も喜びに代えて
(北海道弟子屈町・中澤好喜さん)
▽ハンパないって! ブルーバンブーファーム! 妥協なしの牛づくり・草づくり・土づくり~日本一暑い町で日本一熱い酪農経営を目指して!
(埼玉県熊谷市・青木大輔さん)
▽地域とともに歩む酪農経営
(大分県杵築市・田畑修一さん)
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