明治神宮で収穫の秋を体感ー東京都農業祭ー2018年10月18日
東京都農業祭実行委員会は11月2日の「都市農業の日」に合わせ、2日と3日に明治神宮で「東京都農業祭」を開催する。
東京都農業祭は、都内で生産された農畜産物を見て・触れて・味わう農業祭。新鮮で高品質な農畜産物の品質改善、栽培技術の向上、生産意欲の高揚を図り、来場者に都市農業の重要性への理解を深める。また、東京都は2018年が江戸から東京への改称、東京府開設から150年の節目であることを記念して「東京150年事業」を実施している。
農業祭の開催期間中、明治神宮では秋の大祭が行われており、舞楽や流鏑馬などの奉祝行事、全国特産物や菊花などの展示もある。
◆農業祭の見どころ
毎年恒例の花デコ軽トラパレードは、2日に表参道付近をパレードする。これは、JA青壮年部員が地元で栽培した野菜や花を軽トラに積み、デコレーションしたもの。パレード後には野菜や花を明治神宮原宿門、JA東京アグリパークで無料配布する。
また、2日間展示される野菜の宝船は、その年の豊作を祝い新年の五穀豊穣や商売繁盛の願いを込めた縁起物。東京都産の野菜を使った高さ2メートル越えの大きな宝船は、会場内のスタンプラリー参加者から抽選をし、3日に当選者で野菜の宝分けをする。
そのほか、東京都内の生産者が栽培技術、品質向上のために毎年開催している共進会(品評会)に出品された品物の即売会もある。共進会には例年2000点もの農畜産物の出品があり、部門ごとに審査され優秀な作品には「農林水産大臣賞」や「東京都知事賞」などが与えられている。
◆11月2日は都市農業の日
「都市農業の日」は日本の農業全体を盛り上げることを目的とし、JA東京中央会が制定した。11月2日というのは、11月は各地で収穫を祝う農業祭の時期であることや、毎年「東京都農業祭」が開かれ、共進会が行われているなどから制定された。また、都市農業振興基本法が成立した日から194日後であり、語呂合わせで1+9=10で「と」、4=「し」となっている。
(写真)いずれも昨年開催された第46回東京都農業祭
(関連記事)
・【須藤 正敏・JA東京中央会会長に聞く】新たな都市農業をめざして(18.06.11)
・【現地ルポ】三鷹市(東京都) 21世紀型都市農業を拓く JA青壮年部が先駆者(16.10.13)
・11月2日「都市農業の日」制定 授与式は第44回東京都農業祭で(15.10.28)
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